まずはウフィツィ美術館で優雅な時間を
すでに来年の「旅」の構想は始まっている。
目玉はやはり何と言ってもワールドカップ。
ロシアはお初なだけに興味津々。
同時期にサンクトペテルスブルクでは白夜の星音楽祭というものが開かれているのでそちらも観てみたいものである。
音楽祭の主宰者であるゲルギエフの指揮が観られれば申し分ないが、チャイコのオペラやバレエがあればいうことなしですな。
そんなわけで8月はイタリーに旅に出ていました。
8/19日の土曜に夕方までしっかり仕事をしてから
毎度おなじみの夜10時50分羽田発のパリ行きのエールフランスで一路パリへ、
で、ここまではよいもののシャルル・ド・ゴール空港でフィレンツェ行きの便に乗り継ぐ予定が予定の便が遅れました。
実は20日の日曜の昼の2時にフィレンツェのウフィツィ美術館に2時入館の予約を入れていたんですね。
どうにかこうにか2時間遅れで飛び、空港に着いたら(めずらしくもフィレンツェの空港はタラップを降りるタイプでした)、タクシーで一路ホテルへ。
ホテルに着いたら速攻チェックインし荷物を放り込んだら一路ウフィツィへ。
ちなみにホテルは着いてから気がつきましたがこのホテル、銀座にむかし支店を持っていたイタリアン・レストランのエノテカ・ピンキオーリの本店が併設されていたんですな。
残念ながら滞在中はバカンスで休店中でしたが一度行ってみたいものです。
ウフィッツィは過去2回のフィレンツェでは残念ながら行くことは叶わず今回お初。
外にはミケランジェロのダビデ像のレプリカ(本物はアカデミア美術館)から始まり、ダヴィンチの素描などルネッサンス期のすばらしい美術品にあふれているが、何と言ってもボッティチェッリの作品群はすばらしかった〜
特に教科書などでおなじみの「ヴィーナスの誕生」、実物は色合いなども含め感慨深かったですわ。じっとそこから動けないほどの衝撃がありましたわ。
「ロミオとジュリエット」「チャンプ」「ブラザー・サン・シスター・ムーン」などの映画監督でオペラ演出家としても有名なフランコ・ゼフェレッリの映画で「ムッソリーニとお茶を」という映画があるが、これは監督自身のフィレンツェでの少年時代にイギリス人やアメリカ人の婦人方との交流を描いたものである。
この映画の中で御婦人方は少年に英語とともに美術など教養を教えるのだが、なんとウフィツィ美術館の回廊にテーブルを置いて美術品を愛でながらお茶をすると言うなんとも贅沢なシーンがあった。
いまや観光客まみれで回廊は客まみれでテーブルなど置く隙間もないのだが、あの光景はできることなら一度やってみたいもの。
しようもないので末端にあるカフェでお茶しましたが、やはりできるなら美術品に囲まれながらのほうがいいなぁ・・・・
この日の夕飯はノープランで飛び込みでトラットリアに入りましたがまぁまぁなところでしたかな。
でその店のTVを見るとサッカーの試合が流れている。
あとで調べるとその日がセリエAの開幕だったんですね。
例年開幕は9月に入ってから・・・とタカをくくっていたんですが、やっているんだったら行けばよかった。もっとも地元フィオレンティーナは負けたようですが・・・