正しい自分

正しい自分

「正しさ」があると

事あるごとに

何かに「ぶつかって」しまう。

これが苦しいわけである。

シャリア法(イスラム法)がある地域では

夫以外の男性と一緒にいる現場を見られた女性は

イスラム教シャリア法の定めに従って

むち打ちの刑である。

シンガポール政府などは

このシャリア法に違反した者達へ

1年に約1000人以上に鞭打ち刑を執行している。

1日に2人から3人は毎日

鞭打ち刑を受けているということである。

「正しい自分」の意にそぐわないからといって

いちいち「怒る」

これが苦しいわけである。

「正しさ」を求め

「正しさ」を手に入れた者が

何か新しい事を「楽しむ事」が出来るだろうか?

事あるごとに

自分の意にそぐわない事が起きるのが現実の世界である。

自分がやってきたことが正しかった時

その者の人生の終着点である

全ての新しい出来事へ

「怒る」事ができるからである。

その先の新しい楽しみの一切は

自分の怒りが拒絶してしまうのである。

どこまで進んでも

正しかった人生が元の自分の運勢に引きずり戻してしまう。

「正しいならば」

収入も

職場も

人生も

変化があってはいけないからである。

今までの自分が間違っていた

そう思えたとき

あっさりと「幸運」を手に入れる事ができるのである。

間違っていたならなば

「必ず欲しい物」を手にれるのが人間だからである。

これを

「道心の中に衣食あり衣食の中に道心なし」という。

道が「心」を扱うのは

同じ原因でも

結果が変わってしまうからなのである。

禍を転じて福と為す

禍福は糾える縄の如し

禍を避けて福はなく

福を欲せば禍と向き合わなければならない

道理に従う

いつでもニコニコ

道(タオ)という事である。